日時:2005年 2月 3日(木) 18時30分から
場所:電気通信大学IS棟2階中会議室(215号室)
新宿駅より京王線,調布駅(特急で2つ目,15分) 北口下車, 北西方向徒歩12分程度.交通案内はhttp://www.uec.ac.jp/acc/map.html を参照してください.IS棟については正門の守衛さんに聞く か,http://www.uec.ac.jp/acc/campusnai.htmlの31番の建物 の位置を記憶するのが良いでしょう.
話者:
福田 伸彦
(電気通信大学 大学院情報システム学研究科 博士後期課程 多田研究室)
題名:
ネットワークスタックの多重化による OS 利用環境の分離
概要:
近年、インターネットでは VPN などのオーバレイネットワークが多く使われ るようになってきた。だが従来の OS では、ネットワーク空間を単一のものとし てしか扱えない。そのため、自宅や会社といったような管理の異なるネットワー クを同時に使用する時に、OS の利用環境を分離することが困難である。 そこで本研究では、FreeBSD のネットワークスタックの多重化を行い、プロセ スごとに独立したネットワーク空間を利用できるようにした。それにより、オー バレイネットワークごとに異なる利用環境の実現を目指す。
話者:
多田 好克
(電気通信大学 大学院情報システム学研究科 教員 多田研究室)
題名:
生Lispの実演
概要:
構想から6年、プログラミング期間3年、再三の放置の末にやっと 動き出した生Lisp(裸のIBM-PC上で動くUtiLisp処理系)の実演をします。 この生Lisp処理系は、2005年1月5日に取れた虫によって、(cons 'foo 'bar)を エバることができるようになりました。出来たての処理系ですが、OSとかが 無いので「ダウンしても起動が速い」のが特長です。 今回の発表では、生Lisp処理系の開発法、並びに、現状の問題点を まとめ、今後の課題や構想について議論します。