第 305 回 PTT のお知らせ


日時:2004年11月18日(木) 18:30 から


場所:東京工業大学 大岡山キャンパス 西 8号館10階1008号室

      地図を参考に、大岡山駅(東急大井町線、東急目黒線)からおいで
      下さい。駅前交差点を渡ったところがキャンパスの正門です(図の右下)。

      開催場所は図の25番で示される建物です。

      西8号館はふたつの建屋から構成されています。正面玄関を入ったところ
      がE棟で玄関奥にのびる廊下を渡ってW棟に行けます。開催場所はW棟の
      10階の最奥にあります。

話者:
加藤 善一 (東京工業大学)


題名:
効果線を用いたアニメーション作成インタフェース

概要:

 近年、プレゼンテーションスライドやWebコンテンツを効果的にするために
2次元アニメーションを用いることが多い。
 Microsoft PowerPointやMacromedia Flash等のツールでは、これらの
アニメーション作成を支援するメニューやダイアログボックスによる
インタフェースが提供されている。
しかし、メニューやダイアログボックスの場合、アニメーション効果が
「スライドイン」、「ディゾルブイン」などのテキストで表現されているために、
実際の挙動がわかりづらいという問題点がある。また大きな表現力を得るために
多くの効果を提供しなければならない。
 この問題点を解決する為、本研究ではアニメーションの設定に効果線というビ
ジュアルな表現を用いること、そして複数の効果線を組み合わせることにより
様々なアニメーション効果を作成することを提案した。
効果線とは漫画などでキャラクターの動き・感情・音などを表すのに使う表現で
ある。
 効果線を用いたアニメーション作成の是非を評価するため、プロトタイプシス
テム"KO-KA"を実装した。"KO-KA"ではスケッチベースで漫画を描く要領で
2次元アニメーションを作成できる。
 本PTTではアニメーション作成のデモを紹介する予定である。