第 297 回 PTT のお知らせ
日時: 2004年2月19日(木) 18:30 から
早稲田大学理工学部59号館4階 情報学科会議室
山手線高田馬場駅より早稲田通りを東へ7分、 明治通りを南へ8分、
右手に理工キャンパス。 キャンパスの南側の道から正門入る.
正門のすぐ左手が59号館
| |
[T]--------------+----
| 早稲田通り |明
| |治
|山 |通
|手 |り
|線 ----------+<-諏訪町交差点---
| [7]|
| |
| +------+|
|| |早稲田||
|v +--[S]-+|
|新 --------+
|宿 |[L]
[T]=高田馬場駅 [7]=セブンイレブン [L]=ローソン
[S]=正門
(キャンパス拡大図)
+----------+
| 51 |<-高いビル
+----------+
+----+
|59 |
| |
+----+
話者:長慎也(早稲田大学筧研究室博士課程3年)
題名:Javaとシームレスにつながる初心者向けプログラミング環境
概要:
早稲田の前々回(2003年1月)のPTTで紹介したNigari Systemの1年
を振り返る。Nigari System は初学者向けのプログラミング言語で、次のような特徴をもっている。
- 単純な言語仕様で、「おまじない」がない
- 自動的に可視化が行われる。
- Javaに似ているので、Javaの授業でも使える
これを、2003年度のCS(コンピュータ・ネットワーク工学科)の授業にて使ってみたところ、一定の評価がえられた。
しかしながら、次のような問題点が明るみになった
- 可視化の方法が単純で、配列などのデータ構造を可視化できない
- Javaに似てるようでちょっとちがうのでつまづく
- Javaになると可視化ができないし、「おまじない」も多くなって戸惑う
そこで、次のような拡張を施したものを開発中である:
- 可視化の機能が拡張され、配列の中身や、オブジェクトの参照関係まで可視化される
- NigariとJavaの連携を強化
- JavaとNigariを単一のアプリケーションに統合
- Javaのプログラムを自動的に可視化
- Javaのプログラムの作成を支援する仕組み
-> 「Nigariを使い始めたら、いつのまにかJavaを使っていた」と言ってもらえるような仕掛けを作る。
今回の発表では、現在改造中のNigariと、新たに作成したJava学習支援システム
を紹介し、これを用いた教材の可能性について議論したい。