第 189 回 PTT のお知らせ
日時: 1993年 9月 24日 (金) 18:30 から
(恒例の木曜日ではないので御注意ください)
場所: 東京大学工学部 6号館中会議室
(地下鉄千代田線根津駅下車徒歩10分.または
地下鉄丸ノ内線本郷三丁目駅下車徒歩10分)
話者: 石井裕一郎 (東大)
題目: 関数型言語でI/Oを記述する -- I/O Monad の紹介 --
概要:
I/O Monadは,関数型言語でpureにI/Oを記述する方法として Peyton Jonesと
Philip Wadlerが提案したものである.I/O Monadを利用すると(1)小さいプロ
グラムを集めて大きなプログラムにする構成力が増し,(2)容易に拡張ができ,
(3)簡単なプログラム変換で効率のよいプログラムに翻訳することができると
いう.ここでは,この I/O Monadの概念と使用方法をわかりやすく説明し,従
来の手続き型言語との比較をしながら,関数型言語でのI/Oの記述法について
述べる.I/O MonadはGlasgow Haskell Compiler で利用することができるが,
この現状についても紹介する.
食事: 17:00までに,03-3812-2111 ext.3020 岩崎迄.
葉書の残りは 枚です
差出人(幹事):
113 文京区弥生 2-11-16
東京大学教育用計算機センター 岩崎英哉
03-3812-2111 ext. 3020
iwasaki@rds.ecc.u-tokyo.ac.jp
第 189 回 PTTメモ
出席者:
寺田実,
岩崎英哉,
武市正人,
胡振江,
徐良為,
尾上能之,
木下毅,
田中哲朗,
渡辺英幸,
下國治,
田中久美子,
山下伸夫,
神南吉宏,
立山義祐,
永松礼夫(東大),
宮沢伸行,
牛嶋哲(東工大)
伊知地宏(富士ゼロックス),
佐口泰之,
倉部淳,
石畑清(明大),
並木美太郎(農工大),
渡部卓雄(北陸先端大),
梅村晃広(NTT),
清水剛(富士通研),
中山泰一(電通大)
質疑応答:
内容は、「関数型言語でのI/Oを図を使ってわかりやすく説明する。Worldとい
う隠れた引数を使用してプログラム全体に順序をつける。プログラムは効率良
くCに翻訳できる」というようなものでした。
寺田さんの複数の質問に対して、石井がそれぞれ「待ってました」とか「実は
そのためのOHPが用意してあって」とばかりに対応したため、場内では「事前
に談合があったのではないか」などの疑惑が渦巻く会合でした。