第 186 回 PTT のお知らせ
日時: 1993年 5月 20日 (木) 18:30 から
場所: 東京農工大学 数理情報工学科棟 1-E室
中央線東小金井駅 南口下車.ただ一つの改札を出て右の階段を降りる.モス
バーガとおもちゃ屋の前の道を南進し,200m行った所にある地蔵堂のある交差
点を右折,200m進むとはるか右手に踏切の見える道路にたどり着く.これを横
断して直進すると,工学部の門がある.門をくぐり,西に向かって進み,はじ
めての左折路を左へ曲がる.曲がって数十m で左右に建物があるが,その左手
の建物が会場です.
話者1: 田中広幸 (農工大)
題目1: RISC用OS/omicronにおけるシステムソフトウェアの開発・評価環境の構築
概要1:
システムの性能向上に RISC プロセッサは魅力である.RISC プロセッサの性
能は,コンパイラをはじめとするシステムソフトウェアに大きく依存するのは
周知のとおりである.話者らは,RISC 用 OS/omicron の研究を行っているが,
コンパイラ・OS の評価やデバッグのために,RISC 用システムソフトウェアの
開発・評価環境が重要と考えた.本発表では,主にコンパイラの性能測定のた
めの RISC プロセッサのシミュレータについて述べる.
話者2: 丸山真佐夫 (農工大)
題目2: 囲碁対局システムの構想
概要2:
話者らは,人間プレイヤの思考を,(1)局面認識,(2)局面評価,(3)着眼点の
選出,(4)着手の選択の 4 フェーズからなる過程にモデル化し,囲碁対局シス
テムの研究を行なっている.本モデルの特徴は,局面評価の結果から直に着手
の候補点を決定するのではなく,まず着眼点すなわち着手の対象,目的の候補
を決定することによって,注目領域の絞り込みを行なう点にある.本報告では,
話者らの囲碁対局システムの全体構想,特に上記の思考モデルの(3)を中心に
述べる.
話者3: Webster, Rodney Gordon (農工大)
(発表は日本語で行います)
題目3: 力学モデルによる超並列指向文字認識の実験
(Parallel Processing-Oriented Character Recognition Based on a Dynamic
Model)
概要3:
話者らは超並列を指向した手書き文字認識の手法を研究している.この手法は
オンライン・オフライン共通であり,力学モデルに基づきリラクセーション法
を用いてマッチングを行う.辞書文字を表すポテンシャル場に入力文字から抽
出された特徴点をあてはめ,マッチングを行う.特徴点の間は,バネにより変
形の制約を設けている.計算をリラクセーションで行うので並列計算による高
速化を期待できる.本報告では,このバネとポテンシャル場の設計と,単一
CPU 上での実験結果について述べる.
食事 :今回はありません.
次々回: 1993年 6月 24日 (木) 早大 (予定)
葉書の残りは 枚です
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