PTT の幹事の岩崎@東大です. 夏休みもあけて,PTTを再開します. 今月の会場は東大(本郷)です.
並列プログラムのデバッグは逐次プログラムの場合よりも困難である.並 列論理型言語の一種である Committed-Choice 型言語 ( CCL ) (GHC,Fleng, Concurrent Prolog など)は細粒度で高並列な実行を実現しているが,制御や データの流れが多数存在しており,それを観察・操作することは難しい. こ のような並列プログラムの実行過程は多次元的な情報としてとらえられるから, これをデバッグするには多次元的なインタフェースが必要となる.また,ユー ザはデバッガが示したモデルと自分の意図するものとの比較によりバグを発見 するので,デバッガはユーザが望むビューを提供する必要がある.我々は並列 論理型言語 Flengのマルチウインドウデバッガ HyperDEBUを開発した。 HyperDEBU は,抽象化のレベル・側面に自由度を持ったビューを多次元的イン タフェースの上に提供し,多数の制御/データの流れが形成する複雑な構造の 観察・操作を可能にしている.本発表ではこの並列デバッガ HyperDEBU につ いて紹介し,またデモを行なう.
食事:17:00までに,03-3812-2111 ext.7411 岩崎迄.
113 文京区本郷 7-3-1 東京大学工学部計数工学科 岩崎英哉 03-812-2111 ext. 7411 iwasaki@wadalab.t.u-tokyo.ac.jp