第 139 回メモ


日時: 1989年2月15日午後6時30分

場所: 東大工学部6号館会議室

話題: 数式処理を用いた幾何学的推論システム
話者: 伊庭

出席者:
多田 好克, 若林 伸和, 角田 博保(電通大), 伊知地 宏(富士ゼロックス), 久野 靖(東工大), 野中 哲(ライフボード), 樋口 英幸(通信総研), 申承 昊, 中川 雅子, 武市 正人, 和田 英一, 岩崎 英哉, 松岡 聡, 鎌田 富久(東大)

あらまし:
あらまし

  Wuの定理に基づく幾何学的推論について説明し、実現したMACSYMA上での
システムを用いた応用について述べた。


1. 問題の定義
	What is Geometric Reasoning?
	And what for?

2. 代数学的アプローチ
	Wu's method ,  Groebner bases,  
        Cylindrical Algebraic Decomposition
	Incompleteness of Wu's method

3. A Mathematical Reasoning System の概要
        Symbolic reasoning  <--> Algebraic reasoning

4. 画像理解への応用
	Kanade のヒューリスティッスの学習

5. 軌跡問題の解法
	Two circle problem ....etc

6. まとめ

  計算量、完全性、停止性、推論の正当性、人間のモデル、問題の難しさとの
相関などについて質問があり、有益な議論が行なわれた。

差出人、幹事:
東京工業大学理学部情報科学科 久野 靖